
このような疑問に答えますね。
母乳育児中は、赤ちゃんがしっかり母乳を飲めているか、不安に思いますよね。
「もし、母乳が足りないサインが分かれば…」と思っている人は、多いのではないでしょうか。
そこで、母乳が足りないときにみられる7つのサインを、現役助産師が解説していきます。
「これって母乳が足りないサイン…?」という、よくある疑問にも答えているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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目次
母乳が足りないサインとは


母乳が足りない7つのサイン
- 尿の量や回数が減る
- 体重の増えがよくない
- よく泣く
- 元気がない
- 授乳間隔が短い
- 頭の頂上のへこみが大きくなる
- 皮膚がかさかさ
1.尿の量や回数が減る
母乳が足りないと、尿の量や回数が少なくなります。
尿の量そのものが少なくなり、色が濃くなります。
回数も、1日6回以下に減ってきます。
2.体重の増えがよくない
母乳だけで育てていて、体重の増えがよくない場合は、母乳が足りていない可能性が高いです。
成長曲線で、体重の増えは問題ないかチェックしてみましょう。
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3.よく泣く
母乳が足りないと、赤ちゃんはお腹が空いたとよく泣きます。
母乳は消化に時間がかからないので、ミルクで育つ子と違って、よく欲しがりますが、
授乳後1時間半も経っていないのに、また欲しがるときには母乳が足りていない可能性があります。
4.元気がない
母乳が足りず、よく泣く期間を通り過ぎると、
次は逆に、赤ちゃんの元気がなくなってきます。
あまり泣かず、体がダランとしている様子があったり、飲みが悪くなっている場合には、脱水の可能性もあるので病院を受診した方がいいです。
5.授乳間隔が短い
母乳が足りていないと、授乳間隔は短くなります。
とくに、1時間半以内に欲しがることを何度も繰り返す場合は、母乳が足りていない可能性が高いです。
6.頭の頂上のへこみが大きくなる
母乳が足りず脱水を起こしてくると、頭の頂上にあるひし形の部分のへこみが、深くなります。
7.皮膚がかさかさ
母乳が足りず脱水を起こしてくると、皮膚の弾力がなくなり乾燥が目立ってきます。
吸ってるが長いのは、母乳が足りないからなのか


吸っている時間が長いと、「私の母乳が足りないから…?!」と心配になりますよね。
ただ、この授乳時間に関してはあまり気にしなくても大丈夫です。
赤ちゃんは、精神安定剤のようにおっぱいを吸ってることが多いからです。
ひどく疲れたり、痛くならないのであれば、ぜひ授乳を続けてあげてください。
左右の胸で30分以上吸っているときには、さすがに長いので、ママの方から授乳を切り上げてあげましょう。
赤ちゃんは精神安定剤のようにおっぱいを吸っていることも多い
口をチュパチュパさせてるのは、母乳が足りないからなのか


赤ちゃんには、生まれつき備わった「反射」があります。
口をチュパチュパするのは「吸啜反射」というもので、
お腹が空いてなくてもみられる反射です。
あまり気にしすぎなくても大丈夫ですよ。
赤ちゃんは原始反射で、母乳を欲しそうに口を動かすことがある
ミルクをあげたらあげただけ飲むときどうすればいいか


赤ちゃんは、胃を広げててもミルクを飲みます。
満腹中枢も未熟なので、あげればあげただけ飲むのは普通です。
母乳不足を表しているわけではないので、安心してくださいね。
ちょうどいいミルクの量はこちらを参考にしてみてください。
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赤ちゃんは胃を広げてでもミルクを飲む
搾乳であまり量がとれない


授乳を頻繁にしていても、母乳が出てくる量は毎回違います。
10mlのときがあれば、120mlのときもあったり、
タイミングによってまちまちです。
また、搾乳で母乳がとれる量は、直接授乳の場合の7〜8割程です。
搾乳でとれた量は目安程度に考えていただくといいかなと思います。
さいごに
母乳が足りないときにみられる7つのサインについて、解説しました。
母乳育児は、目に見えないところや不確かなところが多いので、不安になることも多いですよね。
ぜひ、今回紹介した「母乳が足りない7つのサイン」を参考にしてみてください。
少しでも安心材料としていただければ幸いです。
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