
こういった疑問に答えます。
授乳しようと思っても、なかなか大きな口を開けてくれない赤ちゃん。
授乳を始めるまでに、体力も気力も消耗しますよね…(;;)泣
大きな口を開けてくれない赤ちゃんへの授乳は、始めるまでに時間がかかるのも辛いところ…
今回は、そんな赤ちゃんが大きな口を開けてくれない理由と、3つの対処方法について、現役助産師が解説していきます。
大きな口を開けてくれる方法をマスターして、授乳時間の短縮&痛みや傷のない授乳を目指していきましょう!
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目次
授乳中赤ちゃんが口を大きく開けてくれない理由

赤ちゃんが大きな口を開けてくれない理由には、いろいろあります。
大きな口を開けない理由
- 赤ちゃんが早い週数や小さめの体重で生まれた
- ママの乳頭が大きめ
- 哺乳瓶慣れしている
1.赤ちゃんが早い週数や小さめの体重で生まれた
赤ちゃんが早めの週数や小さめの体重(未熟な状態)で生まれると、大きな口を開けてくれないことが多いです。
未熟な赤ちゃんの特徴
- そもそも赤ちゃんの口が小さい
- 体力があまりない
- 口を大きく開ける力が弱い
- 眠っている時間が長い

2.ママの乳頭が大きめ
ママの乳頭が大きめのときにも、赤ちゃんは口を大きく開けてくれません。
赤ちゃんは、口や顎が疲れてしまうからです。
この問題に関しても先ほどと同じように、時間が解決してくれることがほとんどです。
赤ちゃんは、成長と共に口がどんどん大きくなり、体力もついてきます。

3.哺乳瓶慣れしている
最後に考えられる原因としては、赤ちゃんの「哺乳瓶慣れ」
哺乳瓶でミルクを飲むとき、赤ちゃんは直接おっぱいを飲むときほど、大きな口を開ける必要がありません。
その飲み方が習慣化(哺乳瓶慣れ)し、口を大きく開けてくれない可能性があります。
授乳中に赤ちゃんの口を大きく開けさせる方法

赤ちゃんの口を大きく開けさせる方法
- 指で舌をツンツンして舌が出てきた瞬間に乳頭を入れよう
- 哺乳瓶の乳首で飲ませるときにも口を大きく開かせてみよう
- 哺乳瓶の乳首の種類を変えてみよう
1.指で舌をツンツンして舌が出てきた瞬間に乳頭を入れよう
まずは、指で舌をツンツンしてみましょう!
舌をツンツンすると、赤ちゃんが「レロレロ」と舌を唇の外に出してくれます。
そのタイミングで乳頭を入れ込んでいきましょう!
赤ちゃんの口の中にママの乳頭をねじ込むイメージです。
乳頭は「入れる」のではなく「入れ込む」
タイミングも大事。
赤ちゃんが舌を出すタイミングはほんの一瞬!!!
「口をもうすぐ開けそう…」という予測の段階で、口の中へ乳頭を入れていきましょう♪

2.哺乳瓶の乳首で飲ませるときにも口を大きく開かせてみよう
哺乳瓶の乳首でミルクを飲ませるときにも、口を大きく開くように意識してみましょう。
哺乳瓶の乳首で飲むときに「おちょぼ口」で飲んでいると、おっぱいを飲むときにも同じように、おちょぼ口で飲んでしまいます…
授乳中は、上唇と下唇をしっかり外側にめくって、哺乳瓶の乳首を深くくわえさせるように意識していきましょう!
ここを意識するだけでも、おっぱいを吸うときの口の開きが全然変わってきますよ♪
3.哺乳瓶の乳首を変えてみよう
おっぱいトレーニング用に開発された哺乳瓶を使うのもおすすめです。
おすすめはピジョンの「母乳相談室」。
乳首が通常のものより「かため」&「大きめ」につくられているので、ママのおっぱいを吸っているときと同じような口の使い方を再現できます。
口をすぼめた吸い方が定着してしまった赤ちゃんも、この哺乳瓶を使えば、大きな口を開けられるようになることが多いですよ。
さいごに
赤ちゃんが大きな口を開けてくれない理由と、対応方法について解説をしました。
- 大きな口を開けようとすると時間がかかってしまう…
- おちょぼ口のまま飲ませようとすると、浅飲みになって痛みや傷ができてしまう…
こういった授乳は、心も体も消耗するから嫌ですよね(;;)
でも、まだ諦めないで!
赤ちゃんの癖は変えられます。
今は「おちょぼ口」で飲む癖がついてしまっている赤ちゃんも、練習を積めば必ず大きな口を開けてくれるようになりますよ!
吸い方が上手になるにつれて、乳首の痛みや傷もよくなっていくはず…!
ぜひ、今回紹介した方法を試してみてください♪
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