
こういった疑問にお答えします。
赤ちゃんのおっぱいへの吸い付きをよくするために行う「乳首のマッサージ」
妊娠中のお手入れや、授乳の直前のケアに最適です。
ただ、乳首のマッサージについては、やり方を教えてもらう機会がそんなにないので、いざやろうと思っても、どうしたらいいのかよく分からない人が多いのではないでしょうか。
そこで、乳首のマッサージの効果とやり方・気をつけたいポイントについて、現役助産師が解説していきます。
授乳を軌道に乗せたり、おっぱいトラブルにも対応できる、乳首のマッサージ。
ぜひ、参考にしてみてください。
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目次
乳首のマッサージで母乳はよく出るようになる?

乳首のマッサージをすると、母乳の出はどんどんよくなっていきます。
理由
- 乳首が柔らかくなったり伸びがよくなることで、赤ちゃんがおっぱいを深く吸えるようになるため、ママの乳輪にしっかり刺激が伝わる
- 乳首のマッサージでママの脳が刺激されて、母乳をつくるホルモンがたくさん出てくる
乳首のマッサージで、母乳の出はよくなる
乳首のマッサージは妊娠中からやっておいた方がいい?

妊娠中の乳頭ケアは、しておいて損しません。
しておいた方がいい理由
- おっぱいの扱いに慣れるから
- 乳輪が柔らかくなって、産後赤ちゃんがおっぱいを飲みやすくなるから
- 産後「搾乳」として応用すれば、しこりや乳腺炎などに対応できるようになるから
妊娠中のおっぱいケアに関しては賛否両論ありますが、私はしておいた方がいいと思っています。
1番のポイントは「おっぱいの扱いに慣れることができる」こと。
産後は、出産の疲れや疲労で集中力もままなりません。
そんな中、「新しいことを覚えたり始めていく」のは、ほんとうに大変だし、ストレスを感じること。
心身ともに余裕のある妊娠中からマッサージをできるようになっておくと、乳首のむくみをとったり、赤ちゃんが飲んでくれない時の搾乳に応用できたりと、なにかと役に立つことも多いです!
乳首のマッサージは、妊娠中からやっておいた方がいい
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乳首のマッサージのやり方

乳首マッサージのやり方
- 親指・人差し指・中指を乳輪のキワにあてる
- 3本の指でやさしくつまむ
- 2秒に1回のペースでつまむ
- 指を置く位置を(12時6時・3時9時・2時8時方向など)変える
- 3〜5分ほど続ける
赤ちゃんは、だいたい1〜2秒に1回のペースでおっぱいを飲みます。
なので、乳首のマッサージも同じように、1〜2秒に1回のペースでやるのがおすすめ。
乳首を触ると痛い場合は、オイルを使ってみてくださいね。
滑りがよくなるので、マッサージもしやすいです。
乳首のマッサージは、1〜2秒に1回のペースでやってみよう
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さいごに
乳首のマッサージで母乳の出がよくなること、乳首のマッサージのやり方について、解説しました。
乳首のマッサージは、母乳量アップだけでなく、うまく飲ませられない時期や、しこりや乳腺炎などのトラブルが起きたときに、とっても重宝します。
今回紹介した方法を参考に、ぜひ乳首をマッサージ試してみてくださいね。