
このような疑問に答えますね。
この記事の内容
- 授乳中に赤ちゃんがむせる原因
- むせる赤ちゃんにみられる他の症状
- 授乳中のむせを解消する3つのポイント
この記事を書いた人
赤ちゃんが、授乳の最中にむせることがあります。
咳をしたりゴポゴポ溺れているところをみると、不安になりますよね。
そこで、赤ちゃんが授乳中にむせる原因とむせを解消する3つのポイントについて、現役助産師が解説していきます。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
目次
授乳のときに赤ちゃんがむせる原因


授乳中の赤ちゃんのむせこみは、ママの母乳量が多いときによく起こります。
母乳量が多いと、1回に出てくる母乳の流れも早いことが多いです。
口の中にいっきに流れ込む母乳で、赤ちゃんはむせこみ溺れたようになります。
赤ちゃんが授乳中にむせこむのは、母乳量が多い証拠
授乳のときにむせる赤ちゃんにみられる他の症状


あるある3選
- からだを反らせて泣く
- げっぷやおならが多い
- 吐き戻しが多い
からだを反らせて泣く
授乳のときにむせる赤ちゃんは、からだを反らせるようにして泣くことが多いです。
からだの中に「空気」や「ガス」がたまり苦しいからです。
空気がたまりやすい
授乳中によくむせる赤ちゃんは、普段から母乳と一緒に大量の空気を飲み込んでいます。
その空気が、胃や食道にたまって、苦しくなるので、からだをねじらせたり、反らせて、空気をからだの外に出そうとします。
ガスがたまりやすい
授乳中によくむせる赤ちゃんは、ガスもたまりやすいです。
母乳の出がいいママの母乳には「糖」がたくさん含まれています。
母乳中の糖は、赤ちゃんの胃腸でガスを大量発生させます。
赤ちゃんは胃や腸が苦しくなり(ときに痛みを感じ)からだを反らせます。
げっぷやおならが多い
ママの母乳の出がよく、たくさん飲んでいる赤ちゃんは、げっぷやおならをすることが多いです。
飲み込む空気の量と、からだの中で発生するガスの量が多いからです。
母乳やミルクを吐き戻す
授乳中によくむせる赤ちゃんは、からだにたまった空気やガスの刺激で、母乳やミルクを吐き戻すことが多いです。
授乳中、赤ちゃんがむせる!解消の3つのポイント

3つのポイント
- 授乳前に搾乳してみよう
- 赤ちゃんをしっかり起こしてから授乳しよう
- 赤ちゃんの頭を少し高くして授乳しよう
授乳前に搾乳してみよう
授乳中の赤ちゃんのむせを解消するのに、最も効果があるのが、授乳前の搾乳です。
授乳中、ママのからだの中では「射乳反射」という反射が起こっています。
その射乳反射の後に、母乳が大量に出てきます。
この射乳反射は、1回の授乳で2〜3回起こるのですが、最も強い反射が起こるのは、1回目です。
その1回目の射乳反射を搾乳でなだらかに起こしたあとに授乳することで、赤ちゃんは落ち着いて母乳を飲むことができます。
むせたり吐き戻したりすることが少なくなりますよ。
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赤ちゃんをしっかり起こして授乳しよう
赤ちゃんをしっかり起こして授乳しましょう。
赤ちゃんが眠りがちのまま授乳すると、勢いのある母乳で、赤ちゃんのむせこみがひどくなってしまうことがあります。
繰り返し声をかけたり、指先に軽く力をこめて、くすぐって起こしてみてくださいね。
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赤ちゃんの頭の位置を少し高くして授乳しよう
授乳のときに、赤ちゃんの頭の位置を少し高くして授乳するのも効果ありです。
大人も赤ちゃんもからだのつくりは同じです。
むせにくくするためには、どんな姿勢がよさそうか、考えつつ授乳してみてくださいね。
赤ちゃんがむせるのを最小限にしていこう
赤ちゃんが授乳中にむせる原因とむせを解消する3つのポイントについて、解説しました。
赤ちゃんがむせこんでいると、不安になりますよね。
「どうにかできることはしてあげたい」というのが親心だと思います。
ぜひ、今回紹介した方法を参考にしてみてください。
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