
こんな疑問にお答えしますね。
この記事の内容
- 授乳中に気をつけたい食べもの
- 授乳中に赤ちゃんに深刻な影響がある嗜好品
- 授乳中の食事のポイント
この記事を書いた人
授乳中は、食べものに関してなにかと周りからの制限が多いです。
「あれはダメ」「これはダメ」と言われすぎて、息がつまってしまっている人も多いのではないでしょうか。
そんなにダメダメ言われると、授乳することにさえストレスを感じてしまいますよね。
そこで、授乳中に食べてはいけないもの・控えたいもの・積極的に食べたいものを、現役助産師が解説していきます。
この記事を読み終える頃には、安心して食事を楽しめるようになっているはず。
授乳中にとる食事のポイントも解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
目次
授乳中に食べてはいけないもの


授乳中はあれやこれやと、食べ物に関して制約を受けることが多いです。
でも、実際のところは、これを食べたから「つまる」「乳腺炎になる」という食べものは存在しません。
食べものと授乳に関しては、世界中で研究が行われていますが、結論はほとんど、食べものとおっぱいトラブルは関係しないというものです。

食べものが、つまりや乳腺炎の原因になることはない
授乳中に気をつけたい食べもの


授乳中に気をつけたい食べものがあります。
それは、「カロリーの高い」食べもの。
カロリーが高い食べ物を食べると、母乳の量が増えることがあります。
ただ、母乳を作る量が増えたからといって、赤ちゃんが飲む量は変わりません。
胸の中にためこむ母乳の量が増えることで、しこりや乳腺炎など、おっぱいトラブルを起こす原因になってしまうことがあります。
カロリーの高い食べもの
- ジャンクフード(ハンバーガー・フライドポテト・フライドチキンなど)
- 洋菓子(ケーキ・クッキー・パイなど)
- 揚げ物(からあげ・コロッケ・天ぷらなど)
- 丼もの(カツ丼・親子丼・牛丼など)

ジャンクフード(ハンバーガー・フライドポテト・フライドチキンなど)
授乳中に気をつけたい1つ目の食べものは「ジャンクフード」です。
糖質と脂質がたっぷり含まれていて、高カロリーなものが多いです。
栄養価も低いので、授乳中にはあまり向いていません。
洋菓子(ケーキ・クッキー・パイなど)
授乳中に気をつけたい2つ目の食べものは、洋菓子です。
洋菓子は、糖質と脂質がふんだんに含まれていて、カロリーも高いものが多いです。

揚げ物(からあげ・コロッケ・天ぷらなど)
授乳中に気をつけたい3つ目の食べものは、揚げ物です。
衣に油が染み込んでいて、カロリーが高いものが多いです。
丼もの(カツ丼・親子丼・牛丼など)
授乳中に気をつけたい4つ目の食べものは、丼ものです。
丼ものは、炭水化物メインで構成されていて栄養に偏りが出やすいだけでなく、カロリーも高いです。
カロリーの高い食べものには注意
授乳中に赤ちゃんに深刻な影響がある嗜好品


赤ちゃんによくない嗜好品
- お酒(アルコール)
- タバコ
- カフェインを含むもの(コーヒー・紅茶・ココアなど)
お酒(アルコール)
授乳中は、お酒を控えるようにしましょう。
ママの体内をめぐるアルコールの量と、母乳に出てくるアルコールの量は同じであることが分かっています。
赤ちゃんの肝臓は未熟で、アルコールをうまく分解することができません。
大切な赤ちゃんのからだに負担をかけないためにも、授乳中はお酒を避けるのが無難です。
タバコ
授乳中のタバコも控えた方がいい嗜好品です。
タバコに含まれるニコチンは、母乳の中に混ざって赤ちゃんに悪い影響があります。
更にママのホルモンバランスにも影響して、母乳の出が悪くなってしまうことがあるので注意が必要です。
カフェインを含むもの(コーヒー・紅茶・ココアなど)
授乳中はカフェインも控えるようにしましょう。
赤ちゃんが、カフェインの作用で興奮して眠れなくなってしまうことがあります。
授乳中は、カフェインの入っていない飲みものを飲むことをおすすめします。
授乳中の食事で気をつけたいこと


気をつけたいこと
- バランスよく食べよう
- 1日の摂取カロリーは妊娠前のカロリー+350kcalまでにしてみよう
- 授乳中は水分を2L以上飲んでみよう
バランスよく食べよう
授乳中の食事で気をつけたいことは、1日3回バランスよく食べることです。
丼ものや麺類は手軽に調理できるのがメリットですが、栄養が偏りがちです。

1日の摂取カロリーは妊娠前のカロリー+350kcalに抑えよう
1日の摂取カロリーは、妊娠前のカロリー+350kcalをめやすにとるようにしましょう。

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授乳中は2L以上水分をとってみよう
授乳中は2L以上水分をとるようにしましょう。
母乳は血液でできているからです。
血液の量が少なければ、十分な量の母乳をつくることができません。
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まとめ:授乳中は適度に好きなものを食べてストレスをためないようにしよう
授乳中の食べものについて、解説しました。
授乳中は周りからあれやこれやと、いろいろ言われて嫌になることもありますが、おっぱいトラブルに直結する食べものはないというのが本当のところです。
周りの話はうまく受け流しつつ、食べたいときには、安心して好きなものを食べてもらうといいと思います。
今回紹介した食事のポイントを、ぜひ参考に過ごしてみてくださいね。
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