
このような疑問に答えますね。
乳腺炎のときによくみられるのが「しこり」です。
しこりがあると、何をしていてもしこりのことで頭がいっぱいになりますよね。
「このしこりはちゃんと取れるのかなぁ」と不安になることもあると思います。
そこで、しこりを解消するための授乳方法について、現役助産師が解説していきます。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
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目次
助産師解説!乳腺炎症状かはこの5つを見ればわかる!あなたは大丈夫?
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乳腺炎でしこりができるのはなぜか


乳腺炎のときには、しこりができることが多いです。
このしこりが、母乳をつくる袋から漏れ出て炎症が起きたり、しこり(母乳のたまり)に、細菌が繁殖することで、乳腺炎は起こります。
しこり(母乳のたまり)が乳腺炎の原因になる
乳腺炎のしこりを放置しているとどうなるか


乳腺炎の最終形態は、膿(うみ)です。
多いと、300ml程の膿(うみ)が胸の中にたまります。
色は、乳白色〜緑色の膿で、胸の皮膚を2〜3cmほど切開して膿を出さなければならなくなります。
乳腺炎は放置すると、膿(うみ)がたまる
しこりのある乳腺炎の治し方は?


しこりがある乳腺炎のときは、とにかく授乳することが大切です。
授乳の方法
- 授乳回数を増やそう
- 乳腺炎を起こしている方の胸から飲ませよう
- 赤ちゃんに飲ませる角度を意識してみよう
授乳回数を増やそう
とにもかくにも、しこりのある乳腺炎にかかったときは、授乳回数を増やすことが大切です。
赤ちゃんが飲みそうなときには、何度も吸ってもらうようにしましょう。
乳腺炎を起こしている方の胸から飲ませよう
乳腺炎を起こしているときは、しこりができている方の胸から飲ませるようにしましょう。
赤ちゃんは、お腹がすいているときの吸引力が、一番強いです。
強い吸引力で吸ってもらうことで、しこりがとれることがありますよ。
赤ちゃんに飲ませる角度を意識してみよう
しこりがあるときは、赤ちゃんに飲ませる角度にも気をつけてみましょう。
赤ちゃんの吸引力は、鼻から顎を結ぶ線が一番強いです。
赤ちゃんの鼻から顎を結んだ線の延長線上に、しこりがくるように角度を調整しましょう。
赤ちゃんの鼻の向きにしこりをむけるようにして授乳するといいですよ。
さいごに
しこりのある乳腺炎を治す授乳方法について、解説しました。
しこりを抱えながらの日々は、なんとも不安で耐え難いですよね…
ぜひ、今回紹介した授乳方法を意識しながら授乳してみてください。
しこりが早くとれて元通りの生活を送れますように。
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