
こういった疑問に答えますね。
この記事の内容
- 産後の体は思ったより回復に時間がかかる
- 産後はしっかり休むことが大事
- 産後の家事はいつからしてもいいの?
- 産後の育児と家事を両立させるコツ
この記事を書いた人
お産後、体が回復してくるのには、6〜8週間ほどかかります。
ただその期間、「一切家事をせずに過ごす」なんてことは、ムズかしいですよね。
いつから家事を始めてもよいのか、気になっている人も多いと思います。
そこで、産後の家事を始める時期と育児との両立のコツを、現役助産師が解説していきます。
目次
産後の体は思ったより回復に時間がかかる


子宮
妊娠して大きくなった子宮は、1ヶ月ほどかけて妊娠前の大きさに戻っていきます。
本来の大きさは、鶏の卵くらい。
この時期に無理すると、子宮が小さくなるのに時間がかかり、出血も長引いてしまうことがあるので注意してください。
悪露(おろ)
悪露(おろ)が気にならなくなるのには、1ヶ月ほどの時間がかかります。
悪露は、産後2〜3日までの量が1番多く、そこからは徐々に量が減っていくことが多いです。
ホルモン
産後はしばらくの間は、ホルモン状態が不安定な時期が続きます。
ホルモン状態は、メンタルにも悪い影響を及ぼします。
産後メンタルあるある
- そわそわする
- 気分が落ち込む
- 不安でいっぱいになる
- イライラして家族にあたる
- 過食が止まらない

産後は家事よりもしっかり休むことが大事
産後は、しっかり休むことが大事です。
体や心が回復するのには、時間がかかります。
出産してから数日経つと、体が元に戻ったかのように錯覚してしまうことがありますが、産後1ヶ月までの間は回復の途中期間です。
この時期に無理をすると、体調を崩す原因にもなるので、ゆったりと過ごすようにしてくださいね。

産後は無理しないようにしよう
産後の家事はいつからしてもいいの?


産後の家事は、産後2〜3週から少しずつ始めていきましょう。
1ヶ月ほどかけて、完全に元の生活に戻していくくらいのペースがちょうどいいです。
産後の家事は、産後2〜3週から始める
産後の育児と家事を両立させるコツ


産後ケア施設を利用しよう
産後の育児と家事を両立させるために、産後ケア施設を利用する方法があります。
「産後ケア」は、国が推進しているサービスです。
お産後の入院生活を延長するイメージですね。
助産師や看護師・調理師など専門スタッフのサポートを得ながら、赤ちゃんのお世話とママの体の回復に専念することができます。
高額なことが多いですが、国や自治体からの助成で半額以下で利用できることもあります。

家事代行サービスを活用しよう
家事代行サービスを利用するのもおすすめです。
実母・義母・夫・友人などに頼るよりも、気兼ねなく掃除や料理などを頼むことができます。
赤ちゃんのお世話とママの体の回復に専念できるのが、嬉しいポイントですね。
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食事は弁当宅配サービスにお願いしよう
食事は、弁当宅配サービスを利用するのもおすすめです。
出産後間もない時期は、小さな赤ちゃんを連れてスーパーに買い物に行くのもむずかしいですよね。
買い物に行きづらい理由
- 人混みは赤ちゃんに感染のリスクになるから
- 産後に重いものを持つと体の回復によくないから
- 慢性的な寝不足や疲れで買い物に行く気力や体力がなくなっていることが多いから
最近は、宅配サービスの弁当でも、栄養バランスやカロリーがしっかり考えられた献立のものが食べられます。
毎日家まで届けてもらえるのも、嬉しいポイント。
手の込んだ献立や彩り鮮やかなお弁当は、1日のちょっとした楽しみになりますね。
産後、家族のサポートが十分得られない方は、ぜひ活用してみてくださいね。
産後は「頑張り過ぎない」ようにすることを頑張ろう
今回は、産後の家事を再開する時期と、育児と家事を両立させるコツについて解説しました。
産後は、家のことなどで「気になること」や「やりたいこと」がたくさん出てくると思います。
ただ、あまりがんばって「全部こなそう」としないようにしてください。
体はまだ回復の途中です。
臭い物には蓋したり、あえて見てみぬフリをしたり…
ゆるーくぬるーくやっていきましょう。
育児も家事も全てを1人で完璧にこなそうとすると、しんどくなってしまいます。
全部「ほどほど」で大丈夫。
誰も死にません。
毎日乗り切ってるだけでも十分がんばってる。
あまり気負いしないようにしてくださいね。
生まれてきた赤ちゃんは、ママとパパ、2人の赤ちゃんです。
全部自分ひとりでがんばらなくたって大丈夫。
周りをいい意味で巻き込みつつ、みんなで赤ちゃんを育てていきましょう。
最近は、便利な施設やサポートも充実しているのでうまく活用してみてくださいね。
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