
こんな疑問にお答えしますね。
この記事の内容
- 新生児が授乳の時間になっても起きない理由は?
- 寝すぎる新生児は授乳で起こした方がいい?
- 授乳時間になっても起きない新生児を起こす7つの方法
この記事を書いた人
授乳時間になっても、なかなか起きてくれない赤ちゃん。
そのまま寝かせておくべきか… 起こすべきなのか… めちゃくちゃ悩みますよね。
そこで、赤ちゃんはなぜ起きてくれないのか、その理由と赤ちゃんを起こす7つの方法を解説していきます。
ぜひ、試してみてくださいね。
新生児が授乳の時間になっても起きない理由


新生児が起きない理由
- ミルクをあげすぎているから
- 「小さめ」「早め」に生まれたから
- 生理的なもの
ミルクをあげすぎている
授乳時間になっても新生児が起きてくれない理由の中で、1番多いのが「ミルクのあげすぎ」です。
ミルクは母乳に比べて、腹持ちがいいです。
そのため、ミルクを飲みすぎている赤ちゃんは、授乳時間になってもなかなか起きてくれないことが多いです。
今あげているミルクの量は「ちょうどいい」のか、ぜひチェックしてみてください。
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赤ちゃんが「小さめ」「早め」に生まれたから
授乳時間になっても新生児がなかなか起きてくれない理由として、次に考えられるのが、「小さめの体重」「早めの週数」で生まれた赤ちゃんです。
「小さめ」「早め」赤ちゃん
- 小さめに生まれた赤ちゃん:体重2500g以下
- 早い週数で生まれた赤ちゃん:37週未満
小さめや早めに生まれた赤ちゃんは、あまり体力がありません。
そのため、寝ている時間が長いことも多いです。
この問題に関しては、成長と共に解決していくことがほとんど。
もどかしい日々が続きますが、赤ちゃんの成長は本当にあっという間なので、もう少しの間待ってあげてくださいね。
生理的なもの
生まれてすぐの赤ちゃんは、1日のほとんどを寝て過ごします。
成長とともに寝る時間は、どんどん短くなっていくのですが、授乳のタイミングが難しいですよね…
ぜひ、赤ちゃんの「お腹がすいたサイン」を見つけてみてください。
授乳の機会が増えると思います。
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新生児は授乳のために起こすべき?


ずっと寝ている赤ちゃんを、授乳のために起こすことを、かわいそうに思うこともありますよね。
ただ、赤ちゃんのエネルギー不足や、体重の増えへの心配が出てくるで、ある程度時間を区切って授乳していくことは大切です。
授乳間隔の目安は、最大4時間まで。
それ以上間隔が空きそうなときには、起こして授乳してあげてください。
1日に最低6回以上(4時間おき)は、授乳していきましょう。
4時間経っても起きなければ、起こして授乳しよう
授乳時間になっても起きない新生児を起こす!7つの方法

新生児を起こす7つの方法
- 授乳前にオムツを替えてみよう
- 肌着だけにしてみよう
- 「お腹がすいたサイン」で授乳してみよう
- たくさん話しかけてみよう
- 縦抱きにして背中をさすってみよう
- 両脇や足の裏をくすぐって(こすって)みよう
- ミルクを飲むときと同じ状況をつくってみよう
1.授乳前におむつを変えてみよう
授乳前におむつの中をチェックしてみましょう。
汚れていたら交換を!
おむつを交換する刺激で、赤ちゃんが起きてくれることがあります。
2.肌着だけにしてみよう
赤ちゃんを肌着1枚にしてみましょう。
赤ちゃんは、からだがぽかぽかとあたたかいと、心地よくて眠ってしまいます。
薄い肌着だけにすることで、目を覚ましてくれることがあります。
3.「お腹がすいたサイン」が出ているときに授乳してみよう
赤ちゃんが「お腹がすいたサイン」を出したタイミングで授乳してみるのもいいかもしれません。
お腹がすいたサイン
- からだをもぞもぞと動かす
- やわらかい声を出す
- 手足をぎゅっと握りしめる
- 舌を出す
- おっぱいを探すような仕草をする
- なにか吸っているような仕草をする
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4.たくさん話しかけてみよう
赤ちゃんにたくさん話しかけてあげましょう。
赤ちゃんは、しっかり耳が聞こえています。
「おっぱいの時間だよー」
「(名前)ちゃんー」
「起きてー」 等々…
たくさん声をかけてみてくださいね。
5.縦抱きにして背中をさすってみよう
赤ちゃんのからだを縦抱きするように抱え、背中をさすってあげましょう。
起きてくれることがあります。
6.両脇や足の裏をくすぐってみよう
両脇や足の裏をくすぐったり、足の裏を強めの力で指圧するように、こすってみましょう。
弱い力だと起きないので、ほどよく指先に力を込めてください。
この方法で、たいていの子は起きてくれます。
7.ミルクを飲むときと同じ状況をつくってみよう
ミルクを飲むときと同じ状況をつくってみましょう。
赤ちゃんて、おっぱいは飲んでくれないのに、ミルクだと飲むことが、よくありませんか?
哺乳瓶だと飲む理由は2つあります。
哺乳瓶だと飲む理由
- 赤ちゃんが口を動かし始める「哺乳スポット」を刺激しやすいから
- 勝手にミルクが口の中に入ってくるから、口を動かさずにはいられなくなるから

赤ちゃんが口を動かし始める哺乳スポットは、上顎の奥の方にあります。
ここを刺激するために「できるだけ深く」おっぱいを口に含ませてあげましょう。
赤ちゃんが起きておっぱいを吸い始めてくれることがあります。
寝ているときでも、口におっぱいを入れて大丈夫ですよ。
唇や歯茎でガードされるているので、そんなに奥まで入っていくことはありません。
赤ちゃんの意欲を引き出していくために、口の中に母乳を搾ってみたり、横抱きでおっぱいをくわえさせているときに、赤ちゃんの口角から、ミルクを垂らしてみるのもおすすめ。

まとめ:新生児は成長を待ちつつ授乳のタイミングで起こす
赤ちゃんが起きない理由と、赤ちゃんを起こす7つのポイントについて解説しました。
泣いてばかりの赤ちゃんも大変ですが、寝てばかりいる赤ちゃんも苦労しますよね。
今は1日のほとんどを寝て過ごす赤ちゃんですが、成長するにつれて、少しずつ寝ている時間は短くなっていきます。
しばらく不安な日々が続きますが、そんな日々もそう長くは続かないので、あまり心配しないでくださいね。
もう少しの間、赤ちゃんのペースに付き合ってあげましょう。
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