「乳腺炎になったときには冷やすといい」と、聞いたことはありませんか?
ただ、「どうやって冷やせばいいんだろう…」「どれくらいの時間冷やしたらいいのかなぁ…」など、肝心なやり方がよく分からない人も多いのではないでしょうか。
そこで、乳腺炎のときに冷やす手順やタイミングを、現役助産師が解説していきます。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
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目次
乳腺炎ってなに?
乳腺炎とは、母乳をつくる袋(乳腺)が、何らかの原因で炎症を起こしている状態をいいます。
乳腺炎の症状
- 37.5℃以上の発熱
- 胸のしこり
- 皮膚の赤み
- 痛み
- 腕が上がりにくい
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乳腺炎は、母乳をつくる袋(乳腺)の炎症
乳腺炎のときに冷やせばよくなる?


乳腺炎は冷やすとよくなるイメージがあるかもしれません。
ただ、乳腺炎は冷やしてもよくなりません。
冷やしてよくなるのは「痛み」だけ。
胸を冷やすのは、痛みが強くてツラいときだけで大丈夫ですよ。
乳腺炎で痛みがあるときに胸を冷やそう
乳腺炎のときの胸の冷やし方は?


乳腺炎になったとき、気軽にできるのが保冷剤を使った冷やし方。
ケーキを買ったときなどについてくる保冷剤をハンカチやタオルでくるんで、胸にあてて使います。
冷たくなくなったら、新しいものに交換していきましょう。
冷えピタは、貼った瞬間は気持ちいいのですが、しばらくすると冷たくなくなってしまうのが難点。
乳腺炎のときには、冷えピタよりも、冷たさをキープできる保冷剤を使うのが、おすすめです。
乳腺炎の痛みには、保冷剤を使おう
乳腺炎のときにはどれくらい冷やせばいい?


保冷剤で冷やし始めると、いつまで冷やし続ければいいのか悩むこともありますよね。
結論としては、乳腺炎で冷やすのは「痛みが和らぐまで」です。
痛みが和らいだら、その時点で冷やすのをやめて大丈夫ですよ。
体全体も冷えてしまうので、冷やし過ぎには気をつけてくださいね。
乳腺炎で冷やすのは、痛みが和らぐまで
さいごに
乳腺炎のときに冷やす手順やタイミングについて、解説しました。
乳腺炎で痛みがあるときに保冷剤を使うと、本当に胸がラクになることが多いです。
ぜひ、今回紹介した内容を参考にしながら試してみてくださいね。
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