
このような疑問に答えますね。
この記事の内容
授乳しているときによくあるトラブル
- しこりができた
- 乳腺炎になった
- 母乳に血が混じる
- 哺乳拒否される
この記事を書いた人
授乳中には、さまざまなおっぱいトラブルに遭遇することがあります。
トラブルは、ある日突然起こるので、「こんなとき、どうしたらいいんだろう…」と不安や戸惑いでいっぱいになってしまう人は多いです。
そこで、授乳中によくあるトラブルと対応方法を、現役助産師が解説していきます。
ぜひチェックしてみてくださいね。
目次
授乳しているときによくあるトラブル

よくあるトラブル
- しこり
- 乳腺炎
- 血が混じる
- 哺乳拒否
授乳中のトラブルへの対応方法


しこりができた
胸にしこりができたときに、意識したいポイントは次の通りです。
ポイント
- 抱き方を工夫してみよう
- 授乳回数を増やそう
- 1回あたりの授乳時間を長くしよう
- しこりがある方の胸から吸わせてみよう
- 搾乳してみよう
しこりを撃退するためには、しこりができたところに合わせて授乳の方法(抱き方)を変えていくのがベストです。
具体的には、しこりがある部分に赤ちゃんの「顎」の方をもっていくようにしましょう。
赤ちゃんの吸引力は鼻と顎を結んだライン(とくに顎側)が強いです。
しこりの位置と抱き方
胸の上側:縦抱き
胸の内側:横抱きかフットボール抱き
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乳腺炎になった
授乳中は、乳腺炎もよく起こります。
乳腺炎にかかると出る症状は次の通りです。
乳腺炎5大症状
- 37.5度以上の発熱
- 胸のしこり
- 皮膚の赤み
- 痛み
- 腕が上がりにくい
乳腺炎は、時間勝負なところがあります。
胸に母乳がたまった状態が続くと、菌が繁殖してしまい、最終的には、膿(うみ)を形成します。
上の症状が初めて出てから24時間以内にトラブルを解消することを目指していきましょう。
症状が最初から激しいときや、乳首に傷ができているときは病院に行きましょう。
薬を使った方が早く治ることが多いです。
ただ、しこりができていて「ちょっと赤みがあるなぁ…」「熱っぽいかも…」「触ると痛い」というときには、赤ちゃんの「授乳」や「搾乳」で解決できることがほとんどです。
ぜひ、先ほど紹介したしこりの対処方法を参考にしながら、授乳してみてくださいね。
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母乳に血が混じる
授乳中は、母乳に血が混じることがあります。
母乳に血が混じっていると、赤ちゃんに飲ませていいのか不安になりますよね。
結論としては、飲ませても大丈夫です。
少量の血液は赤ちゃんの胃の中で問題なく消化されます。
母乳に血が混じる原因
- 乳頭や乳輪に傷ができた
- カサブタがはがれた
- 産後すぐ:母乳を作る袋の血管が切れて血が出る
- 乳がん:授乳中の乳がんもごく稀にある
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哺乳拒否される
赤ちゃんが、ある日突然ミルクを飲まなくなることがあります。
そんなときに試したいことは、次の10個です。
哺乳拒否への対応
- ミルクの温度を変えてみよう
- 哺乳瓶の乳首を変えてみよう
- 哺乳瓶の消毒方法を変えてみよう
- 授乳姿勢を変えてみよう
- 授乳する環境を変えてみよう
- 縦揺れしながら授乳してみよう
- 人を変えてみよう
- 哺乳瓶の中身を変えてみよう
- ミルクをあげるタイミングを変えてみよう
- スプーンやカップ・スパウトでミルクをあげてみよう
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授乳トラブルに落ち着いて対応していこう
授乳中によくあるトラブルと対応方法について、解説しました。
授乳をしていると、トラブルに遭遇することがよくあります。
ただ、落ち着いて対応していけばクリアできるトラブルも多いです。
ぜひ、今回紹介した内容を参考にしてみてくださいね。
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