
このような疑問に答えますね。
母乳は、ミルクと違って、赤ちゃんがどれくらい飲んでいるのか目に見えないので、不安になりますよね。
心配で多めにミルクを足しすぎて、赤ちゃんが吐き戻してしまったり、次の授乳の時間になってもなかなか起きなかったり…というのは、誰しも一度は経験したことがあることなのではないでしょうか。
そこで、母乳がどれくらい出ているかたしかめる方法について、現役助産師が解説していきます。
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ぜひ、参考にしてみてくださいね。
目次
母乳量をたしかめる方法


新生児用の体重計を使って母乳量を測る
一番正確に母乳量を測る方法は、新生児用の体重計を使う方法です。
授乳する前後で、体重を測ります。
その差をみれば、赤ちゃんが、母乳をどれくらい飲んでいるのかがわかります。
やり方
- 赤ちゃんのオムツが汚れていたら交換する
- お洋服のまま、体重計に乗せる
- 体重をメモする
- 授乳する
- 左右飲ませたら、再び体重計に乗せる
- 体重をメモし、授乳前の体重との差を計算する
例
授乳前:3000g
授乳後:3032g

搾乳して母乳量を測る
母乳量を測る方法として、搾乳する方法もあります。
手で直接搾るか、搾乳器で母乳を搾ります。
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搾乳で搾った量は、実際に出る母乳の量のより少しだけ少ないです。
だいたい、実際に赤ちゃんが飲む量の8〜9割程度と考えてもらうといいかなと思います。
母乳量を確かめる方法には「体重計を使う方法」「搾乳器を使う方法」がある
母乳量は毎回測った方がいいのか


母乳量は、毎回測らなくても大丈夫です。
というのも、母乳量測定で分かる量は、あまりあてにならないからです。
母乳が出てくる量も、赤ちゃんが実際に飲む量も、毎回全然違います。
ママの母乳量が変わる理由
- 前回赤ちゃんが飲み残した量
- 精神(ストレス)状態
- 胸のコンディション
赤ちゃんが飲む量が変わる理由
- 機嫌
- 食欲
- 周りの騒音
- 体のコンディション
母乳量は「目安」として考えよう
母乳量が足りているかは母乳量を測らなくても分かる?


母乳量が分からないまま過ごすのは、不安ですよね。
そんなときは、赤ちゃんの「機嫌」や「排泄」をチェックしましょう。
母乳が足りてる
- 授乳後に機嫌がいい
- 授乳間隔が1時間30分〜2時間以上空く
- 尿が1日6回以上
- 尿の色が濃い黄色ではない
- おむつに重みがある
母乳が足りていない
- 授乳後にもチュパチュパ求めている
- 授乳間隔が1時間半以内
- 尿が1日6回以下
- 尿の色が濃い黄色
- おむつに色がついている程度で重みがない
足りていない様子があれば、まずは授乳回数を増やしてみましょう。
授乳回数を増やしてみても、やっぱり足りないようなら、ミルクで調整をかけてあげるといいです。
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赤ちゃんの「機嫌」や「排泄」で、足りているかを考えよう
さいごに
母乳がどれくらい出ているかたしかめる方法について、解説しました。
母乳量は、どれくらい出ているかが分からない分、不安になることも多いですよね。
基本的には、赤ちゃんの機嫌や排泄で「足りているか」を判断して大丈夫ですが、
もし不安なときには、ショッピングセンターの授乳室にある体重計を使ったり、搾乳をして、どれくらい母乳が出ているのか(飲めているのか)チェックしてみてくださいね。
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